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あいまいな日本語

2013年10月25日

こんにちは、作者の高田です。 今2008年なので、このホームページも創業(?)10年を迎えました。 しつこくYahooやGoogleの上位で粘ってるのは、我ながら不思議だと思います。 あまりにも更新していないので、「高田は何をやっとるんだ」とお思いの方も いらっしゃるかもしれないですね。まともな情報は雑誌などで発信してますので たまには意味不明な情報を発信してみたいと思います。 タイトルに書いた通り、今の仕事になってから、「日本語」について良く考えます。 職業柄、色んな人の思考パターンに触れることが多く、「この質問に対して、 そういう答えをする人がいるのか!!!」という驚きを感じることも多いのですが、 最近は「日本語って、本当に曖昧だなぁ」と良く感じます。 私が感じる、最も「いい加減」な日本語は、「なんで」という日本語です。 問い : 「なんで、旅行に行くの?」 答え1 : 「飛行機で行く」 答え2 : 「リフレッシュしたいから行く」 答え3 : 「ボーナスが入ったので行く」 答え1は、「手段」です。答え2は、「目的」です。答え3は、「原因」です。 こんな全く概念の違う答えが、「なんで」という一言で出てしまいます。 特に驚くべきは、「目的」と「原因」という、全く逆の方向の概念が 同じ問いかけで出てしまうということです。英語なら、byとか、 for what purposeとか、whyになるので、混ざって出てくることはありません。 そりゃ、日本人があんまりロジカルじゃない、と言われるはずです。 文脈から、論理の方向を、何となく判断しているんですよね。 行間を読む能力が高いのも、わかる気がします。 ちなみに、この前大連マブチに遊びに行って来た時に聞いた話が、 中国語だと「疑問がある」と「問題がある」というのが、同じ言葉だそうです。 なので「私は疑問があります」と言っているつもりなのに、 「問題がある」とケチを付けられたと思って、ケンカになるとか。 ベトナム語だと「休みます」と「辞めます」が同じだそうです。 なので、工員さんが「休んだ」のか、「辞めた」のか、良くわからないそうです。 本当かどうかわかりませんが、思考は言語に制約されるんだなぁと思いました。 もうちょっと何か書こうかと思いましたが、このぐらいにしておきます。 次に更新するのはまた何ヶ月後やら・・・ それでは皆様、お元気で!
今の仕事をするようになってから、「日本語」について良く考えるようになりました。