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ボトムアップな生き方を貫く

2013年10月25日

日付が変わりましたが、昨日は私の誕生日でした。久々に思っていることを書いてみたいと思います。
みなさんおはようございます。高田@外資コンサル.comです。今日・明日と内定者合宿がありますが、その前に少し久々に思っていることを書いてみようと思います。 何となく書こうと思ったのは「ボトムアップな生き方貫く」という話です。 これまでの人生で何度となく「自分のやり方は間違っているんじゃないか」と思うことがありました。何度も負けそうになりながらも「でも絶対このやり方が正しい」と信じて、自分のスタイルを貫いてきて今に至っています。それが良いのか悪いのか、まだ答えはわかりません。今日は13回目の内定者合宿ですが、これも「ボトムアップ人生」の1つの産物なのです。 ●皆さんの人生は、トップダウン?それともボトムアップ? 皆さんは、トップダウン、つまり「ビジョンや目標を掲げて、そこに向かって努力をする」という人生が好きですか? それともボトムアップ、つまり「その時々のベストを積み重ねて、積み上がった方向に進む」という人生が好きですか? 私の人生は、典型的なボトムアップです。大学に入った時も、変わった時も、ADLに入った時も、マブチに転職した時も、本を執筆した時も、グロービスの講師になった時も、早稲田の講師になった時も、BCGに入った時も、会社を設立した時も、ボトムアップです。特に「これ」という目標がある訳ではなく、その時々に自分が「やるべきだ」と思った方向に進んで、気付いたらこうなっていただけです。コンサル塾も、内定者合宿も、外資コンサル.comのサイトも、「気付いたら、そうなっていた」というだけで、最初から目標を掲げていた訳では全くありません。今は浦安に住んでいますが、別に浦安に最初から住みたいと思っていた訳ではなく、たまたま物件があったから引っ越しただけです。 どうしても「ビジョンや目標を掲げる」のは好きになれません。状況が変わっているのに目標に固執しても意味がないですし、高い目標に向かって無理に努力をしてもつらいだけです。「出来ることを着実にやって積み重ねる」方が、自分にはあっています。 会社を作った時に、色々な人と話をしました。「社長はもっとビジョンを持って、高い目標を掲げて、社員を引っ張るべきだ」と言われたこともあります。そうすべきなのか、悶々と悩んだ時期もありました。しかし結論は、やっぱりそれは自分にはあわない。 試しにビジョンを掲げてみたこともありますが、何かウソっぽい。冷めてて合理主義者の私は「本気でそんなことを思っているのか?都合のいいことを言って、格好つけてるだけじゃないの?」と思ってしまいます。結論として、やはり仕事の中身、給料、勤務時間、といった「実利」の部分で人がついてくる会社にしないと、と思って現在に至っています。 話がそれますが「キャリア形成」という考え方も、個人的にあまり好きではありません。時々転職相談などで「どういうキャリア形成をすれば良いか」と聞かれることがありますが、私は「キャリアというのは自分が通った道の『後』に自然と出来上がるもの」だと考えているので、いつも答えに困ります。 目の前の仕事をしっかりとこなし、出来ることを積み重ねて、積み上がったものが、「動かぬ実績」となるというのが、私の考え方です。虚勢を張って形だけ大きく見せようとしていた時期もありましたが、そういうのは長続きしないということは、起業して半年ぐらいでイヤという程感じました。中身が伴っていることが、何事においても大事だなと感じる今日この頃です。 しかし、このサイトも1998年から存在している訳ですから、実は楽天や価格.comよりも前からあるんですよね。そう考えると、いかに発展していないか(笑)。 ボトムアップの産物だからこそ発展していない気もしますが、自分にとってはそれが快適だったりもします。これからも、人生はボトムアップでいいかなと思っています。