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お金とは・・・?

2013年10月25日

起業してから、お金のことばかり考えるようになった。売上高とは? 利益とは? 給料とは? 
こんにちは、作者の高田です。最近、広告的な投稿が続いているので、久々に少し考えていることを書きたいと思います。 起業してから、本当に「お金」のことばかり考えるようになりました。別に「カネに困っている」ということではなくて、カネの有無に関わらず、カネが気になるようになったということです。 コンサル時代、経営企画時代も「お金」の存在は勿論しっているし、意識はしていたつもりですが、桁違いに気になります。感覚としては500倍以上、気にしてる感じです。昔は1ヶ月のうちに5分ぐらい考えてた所が、毎日1時間ぐらいは考えてる感じです。計算あってます?(笑) まず驚いたのが、お金は本当に天下の回り物だった、ということです。例えば売上高が100万円としても、自分の給料・従業員の給料・家賃・・・など色々払うものがありますから、気付いたら100万円の支払が来て、残るのはゼロ。でもまたちゃんと仕事をしていれば、どこかから100万円振り込まれてくる。でもまた、支払がくる。経理なんかをやってる人からすれば「当たり前じゃん」という話かもしれませんが、これは新鮮な驚きでした。売上高というのは、要するに「うちの会社を通過した金額」に過ぎない訳で、確かに売上至上主義はあんまり意味がないなぁ、と実感しました。 「付加価値額」という考え方が、最近気に入ってます。「内部留保」とでも言うのでしょうか。コンサル・経営企画時代は、こんな指標は持ち出すこともなく、普通に「営業利益」だの「粗利」だのを指標として見てました。でも、労務費や償却費というのは、実は「うちの人・うちのものに払ったお金」なんですよね。外に払うのとは全然意味が違う。うちの人・うちのものに払ったお金は、会計上残らないとしても、やっぱり残るんですよね。 例えば、同じような仕事を、外の人にお金を払ってお願いするのと、うちの社員やインターンにお金を払ってお願いするのは、会計上は似たようなもんです。「外注費」になるのか「給与」になるのかの違いぐらいです。(厳密には、税金や社会保険で違いがあるでしょうけども、あまり詳しくないので割愛)しかし、実際の経営においては、意味が全然違います。うちの人たちに払えば、喜んでくれるし、その後も頑張ってくれます。外の人に払っても、またお付き合いするかどうかはわからないし、うちのお金で実力をつけて、競合の仕事をするかもしれません。「うちの人にどれだけお金を払ったか」「それにより人々の志気がどれだけ高まったか」なんて、BS上は出ませんが、経営上は大きな違いが出てきます。昔の日本企業が、何かと抱え込んで、「自前主義」だったのもわかる気がします。 あと、利益について書き忘れてました。利益というのも、何か不思議な指標です。お金をどう使うかは全て経営者・経営陣が決められますから、利益を10%出すか、20%出すかなんて、こんな小さな会社の場合ははっきり言って「決めの問題」です。大きな会社になれば、過去のしがらみ等で定常的に発生するコストがあるのでしょうから、そうもいかないのでしょうけれども・・・。自分の会社の場合、利益が100万円あった時に、それを自分がもらうのか、みんなのボーナスにするのか、社員旅行をするのか、オフィスを移転するのか、新しいパソコンを買うのか、貯金しておくのか、全て選び放題です。これも不思議な感覚で、「利益」って一体なんだろうなぁと良く考えています。 結論が無くて申し訳無いのですが、その他書けること・書けないこと含めて、「お金」の奥深さを日々感じています。そのうち考えがまとまって来たら、またどっかに書きたいと思います。では!